『Maika Around the Keyboard!』 キーボードに囲まれて! ミュージシャン Maika Loubté にインタビュー
1 6 Share Tweet日仏ハーフの Maika Loubté さんは、英語、フランス語、日本語の3ヶ国語で 歌うシンガーソングライターです。 14歳から自宅でレコーディングを始め、音楽活動をしています。現在ではモデルやCM音楽・出演もされ、YouTubeでは様々なMVを見ることができます。
今回は、2017年12月20日『 CANDY HAUS 』を7インチレコードでリリースする Maikaさんを akio_nakai さんがインタビュー&写真撮影を行いました。
Maika Loubté(マイカ・ルブテ)
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── 今日はMaikaさんの宅録スタジオにやってきました。 早速ですが自己紹介お願いします。
Maika Loubtéといいます。トラックを作って歌っているミュージシャンです。
── よろしくお願いします。まず、キーボードなどに囲まれ圧倒されてます。 説明されて気がつきましたがグランドピアノもあるんですね!キーボードや機材が置かれているので わかりませんでした(笑
Maikaさん、ここにあるキーボードを集めはじめたきっかけは?
近所に大手リサイクルショップがあって、5年くらい前にこういうキーボードが大量に置いてあるのを見つけたんです。多分価値がよく分かっていない人が値付けしていたので、すっごく安かったんで すよ。バイト代で買えるので集め始めました。これもこれも、安いんですよ。でも今買ったら倍以上 するでしょうね。新しいものも、古いものも色々混ざっているんですけど20台くらいあるかな。
── わかります!中古のフィルムカメラも一時は同じように安かった。今ではそこそこしますが、それでも安い。 ここにあるのは80年代以降のものですか?それほど古く無いように見えます。
そうですね。ビンテージじゃないと嫌だというわけではないんですけど、音がいいというか、好きな音がいっぱい入っているので使っていますね。でも最近は新しいシンセも昔の音を上手く再現していて、割といい音しますね。だから新しいものと古いものの、いいとこ取りがベストです。
── 曲によって使いわけもするんですか?
というか...全然手当たり次第色々試している感じですね!曲が出来てから、気分次第で曲に合う音や楽器を探します。
── 12/20(水)にシングル『 CANDY HAUS 』が発売されますね。もともとデジタル配信のみで したが、今回レコードで発売になったいきさつを教えて下さい。
アートワークがすごく気に入っていて。YOSHIROTTENさんの作品なんですけど、彼が7インチにしたらどう?ってぽろっと言ったのがきっかけですね。今は結構7インチ出している人もいますけど、やっぱり7インチってマニアックなので、数年後あんなのあったねって言えたら面白いかなって思って作りました。自分自身も、普段CDよりも7インチを買いますし。
── B面は、The Bugglesの名曲『Video killed The Redio Ster』のカバーですね、どんなアレンジになるのか とても楽しみです!
そう、とにかく大好きな曲なんです!ずっとカバーしたいと思ってました。
── 次のアルバムもレコード発売する予定ですか?
レコードはシングルだけで良いかなと思っています。 CDと何かしらフィジカルな形を残そうとは思っているんですけど、内容はまだ決めてないです。前のアルバムの時はフォトBookとCDをパッケージしたものを作ったんです。何でかというと、CDって歌詞カー ドとかはあるけどCD自体にフィジカルな情報が無いじゃないですか。曲を聞きながらフォトBookを見れるし、前のアルバムは自己紹介の意味もあって、飾らない内容で曲作りの時の途中で描いた歌詞のメモとかも入れたりしました。
次のアルバムも同じようにCDにBookとか何かつけようと思います。そのあと需要があればレコードも作りたいです。
── Maikaさんの曲を聴いてると、どこか懐かしい感じがします。『You & I』という曲、僕は自然と ストーリーと映像が浮かんできます。この曲の歌詞は英語ですが日本語、フランス語で歌う使い分けとか ありますか?
うーんそうですね。基本は自分が聴きたい曲を作っています。だから自分が聴きたい曲が英語だったら英語で作るし、日本語で聞きたいって思ったら日本語で書くので、特に決めてないですね。洋楽を作ろうとも思っていないし。歌詞は曲が呼んでくるものなので、歌詞からは書かないんですよ。まず曲ができて、曲が欲しがっている節をあてるという流れです。フランスのハーフなので、フランス語でも書いたりするんですけど。
『You&I』は音数が少ない「ポツ、ポツ、ポツ」という感じなので、英語にしました。日本語はどうしても何個も言葉が必要なので。
── 9月にフランスでライブがありましたね。海外で歌うときは日本語でも歌うんですか?
曲次第です。日本語の曲はまだ少ないですけど、海外では日本語で歌うともっと盛り上がる雰囲気です。たぶん、私たちが洋楽聞いて意味わかんなくても良いなって思うのと同じで。言語は何でもいいんだと思うんですよ。ただ、何かに似ないようにっていう部分だけ気をつけてます。何かに似てるってなると、何かの代わりになる訳じゃないですか。だからそうならないように、日々曲作りをしてますね。
── Maika さんの Instagram などでもフィルム写真を見ます。フィルム写真の好きなところは?
フィルムの質感が好きです。だって、デジタルは鮮明過ぎるじゃないですか。スマートフォンでも写真をたくさん撮りますけど、フィルムの方がドラマチックに撮れますね。
── フィルムって現像しないとわからない。写真を見たとき、ああこんな風に写っているんだって驚きがありますよね。
いくら技術が進化しても、結局人ってアナログなものが好きだったりするし、不思議ですよね。
── 僕の世代はレコードやカセットテープがあってCDへ、つまりアナログからデジタルへ移り変わり、 常に最先端なモノを求める傾向にありました。今の若い人達って昔のモノがクールなんですよね。アナログなモノから温かさを感じ、新譜もカセットテープで発売してるミュージシャンもいます。僕からすれば とてもフレッシュな感覚がしました。
Maikaさんはレコード世代ではないですよね?
じゃないですね。でも、もしかするとCDがそのうち無くなって、またその10年後くらいに「CD、小さくてかわいい!」みたいな時代が来るかもしれないですね。
── Maikaさんからすると、レコードとかカセットは新しいモノと言う認識なんですか?
うーん。両親が音楽好きで、母の実家に昔のレコードやカセットがあって、それを私がいっぱい持って帰って聴いてみたりとかしていて。だから新しいものとは思わないですけど、手に残る感触が唯一無二なんだと思います。でも色々掘って聴けるデジタル配信も好きです。物が増えなくてすむし、Spotifyとか最高ですよね。だからこそ、フィジカルの価値が高いものもやっぱり良いなと思います。物としての愛着がわくものって、嬉しいですもんね。
── 便利なところは"デジタル"、大切ものは"アナログ"で残したい。
そう、愛着がわくもの。
── 今日はありがとうございました!最後に今後の予定を教えてください。
12/22(金)に銀座路面店のアニエスエベーで クリスマスライブ があります。そこでレコードも部数限定で販売します。クリスマスなのでちょっと特典もつけたりして。あとは、12/30(土)に恵比寿バチカでDJします。今はひたすら制作をしているので、今残せるものを全部残す。それしか活動予定がないですね!来年はアルバムを出したらツアーもしたいです。共同制作者も募集中です。
※インタビューは12月上旬に行い、
22日のライブは先日終了しました。
店内スペースのライブ、ホームパーティな雰囲気。
Maikaさん、皆さんとても楽しんでました。
7インチシングル『 Candy Haus 』発売中
話題の新世代SSW/トラックメーカーMaika Loubtéによる限定7インチ!
EP『Candy Haus』収録の表題曲に加えて、完全未発表となるThe Buggles "Video Killed The Radio Star"のカバーも収録!
フォト・インタビュー: 中飯明央 ( Instagram )
>> Around the World in Analogue: Shibuya, Tokyo
>> From Reel to Real Winners
작성자 Akio Nakai 작성일 2017-12-26 카테고리 #비디오
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